Academic Research
液面追従機能を有するフロート式非接触型磁気駆動攪拌装置

液面追従機能を有するフロート式非接触型磁気駆動攪拌装置

  • テーマ

    流動・撹拌

  • 研究機関名

    豊田工業高等専門学校 機械工学科 流体工学研究室
    大同大学 工学部 機械システム工学科 精密工学研究室
    阿南工業高等専門学校 創造技術工学科 機械コース マグネティックドライブ研究室
    広島商船高等専門学校 電子制御工学科 応用電磁気学研究室

  • 代表者

    小谷 明

  • 本研究の主旨

    食品製造業におけるドリンクなどの液体食品は成分濃度の均一化のために攪拌装置を用いて貯蔵タンク内で液体の攪拌が行われている.その攪拌装置では,主として貯蔵タンクの底部に設けられた攪拌用プロペラを外部からモータで回転させているが,動力を伝達する回転軸においてシール部や摺動部において摩擦により製品内にシール材の成分や摺動材の摩耗紛が混入する危険性がある.これまでに,この問題を解決するために非接触型の攪拌装置が考案されているものの,その構造は複雑かつ高価なものである. 本研究グループでは,浮力を用いて攪拌翼を有する回転体を液体中に浮かせ,上部よりネオジム磁石を用いて回転力を与える新しい攪拌方法を取り入れた単純で安価な非接触の攪拌装置を提案してきた(図1).この装置における安定した撹拌の実現のため,以下のように駆動モータの初期回転速度の制御を行うとともに,容器内の液面高さに合わせて駆動モータの設置高さが従動する昇降装置(図2)を構築して攪拌の安定化を目指している.

【豊田工業高等専門学校 機械工学科 流体工学研究室】図1_攪拌装置イメージ図

【豊田工業高等専門学校 機械工学科 流体工学研究室】図2_昇降装置構想図

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